保険適用時の自己負担額

2024年8月1日

保険適用時の自己負担額

カントン包茎の場合は保険適用が認められることも

カントン包茎は真性の場合とは異なり、包皮がまったくめくれないわけではないものの、無理にめくろうとすると締め付けが強く痛みを生じることがあるのが特色です。こうしたカントン包茎では不衛生になりやすいおそれがあるほか、性行為をするにあたっても、痛みなどのためにスムーズにできない問題があります。具体的には専門のクリニックを受診して医師に相談をするのが望まれますが、カントン包茎の場合には他の病気やけがの場合と同様に、保険適用が認められる場合がほとんどです。もちろん保険適用による治療であれば、術式なども一定の制約があり、まったく患者の自由に選択ができるというわけではなくなります。これは費用の自己負担をより少なくし、公費で大部分をカバーするためのやむを得ない制約であることを理解する必要があります。もしも見た目なども重視してカントン包茎を治療したいのであれば、保険適用をせずに自由診療で治療する手段も残されています。

カントン包茎で保険適用する場合の自己負担額

カントン包茎を保険適用で治療したい場合には、泌尿器科などの専門の保険医を探して治療を受けることになります。その場合であっても費用は当然発生しますが、自由診療の場合と比較するとかなり自己負担額が少なくなります。具体的にどのような術式でカントン包茎の治療をするのかや、手術に先立つ血液検査などの各種の検査の内容などによって金額が異なりますが、いずれの場合であっても厚生労働省が示している診療報酬点数表にもとづき積算されます。治療を受けるのが一般のサラリーマンの場合、それぞれの会社ごとに組織されている健康保険組合の社会保険が適用され、自己負担は本来の所要額の3割相当となっています。個人事業主や学生などの場合には、市町村を窓口に加入する国民健康保険となりますが、同様に自己負担の割合は3割相当です。なおクリニックの窓口での支払いに際しては資格確認の必要がありますので、マイナンバーカードや健康保険証の持参が求められます。

まとめ

カントン包茎は無理に包皮をめくると痛みが生じることがあり、不衛生になりやすいほか、性行為にも支障をきたすことがあるため、特別に保険適用が認められるケースがほとんどです。このような保険適用が前提の治療には術式などの制約があり、見た目などを重視した自由診療とは大きく異なります。保険適用の場合の自己負担は通常3割で、治療費は診療報酬点数表に基づいて決まります。費用の支払いには資格確認のためにマイナンバーカードや健康保険証が必要です。