保険適用外の場合の対応策

2024年8月1日

保険適用外の場合の対応策

カントン包茎の保険適用には制約もある

カントン包茎は包皮の先端部分が狭いため、無理に露出しようとすると包皮が膨れ上がって痛みを生じるような症例のことをいいます。程度にもよりますが、そのままにしていると腫れのために包皮をもとに戻せなくなり、組織に血液が通わなくなってしまうこともあり得るため、早めに専門のクリニックに相談して治療を受けたほうがよいでしょう。基本的に健康保険は病気やけがの治療が適用条件となっていますが、カントン包茎の場合も直接的に患者の健康状態にかかわってくるため、健康保険の適用が認められるのがふつうです。ただしどのような検査や手術をすべきかはあらかじめ決まっていますので、患者が任意の方法を自由に選択できるわけではありません。特に美容整形のような病気やけがの治療を目的としないものについては、保険適用が認められないのが原則です。このことからカントン包茎の治療であっても、もっぱら美観をととのえることを目的として特定の術式を希望する場合には、保険適用の対象外となってしまいます。

保険適用外のカントン包茎治療の対応策とは

カントン包茎の治療にあたり美観重視で臨みたい場合の対応策としては、しいて保険適用を受けるのではなく、自由診療とよばれる方法を用いることが挙げられます。自由診療というのは、患者とクリニックが合意した金額で任意の治療を受けることをいいます。したがって手術した後の痕跡がより目立たず自然な術式や、手術中の痛みがより少ない方法などを、医師との相談のもとで自由に選択することができるようになります。ただし自由診療の場合には手術費用の全額が患者の自己負担となり、保険からのサポートはなくなりますので、トータルの費用はかなり高額となってしまうことが多いのも事実です。そこでクリニックのなかには医療ローンを適用して一回あたりの支出が少ない分割払いを認めていたり、クレジットカード決済による実質的な後払いを認めていたりするところもあります。自由診療でカントン包茎を治療する場合には、このようなクリニック独自のしくみも上手に利用することが不可欠です。

まとめ

カントン包茎は包皮の先端が狭く、無理に露出すると痛みを伴う症状です。放置すると問題があるため、健康保険が適用されるのが一般的ですが、その場合は患者が自由に治療方法を選ぶことができません。もしも美観を重視したい場合は、対応策として自由診療を選ぶことが挙げられます。自由診療であれば保険適用の場合と違い任意の治療を受けることができます。ただし全額自己負担となるため、クリニックが用意した医療ローンやクレジットカード払いなどを上手に利用することが不可欠です。